女一人、家を買うことにした

4日前に家を買うことにしました。7日前まで、まさか家の購入を決断するとは思ってもみませんでした。仮住まいからマイホームに引っ越しする独身39歳女の日記です。都内で会社員をしています。

この私が「そっち組」に入るとは|妙齢の女性が住宅ローンを組むということ

にわか家を買って4日目、正式な契約手続きのために、再び、不動産屋に訪れました。

 

マンションの区域が準防災区域に入るだの、住宅区域で3階以上の建物は建てられない制限があるからおそらく陽当たりは守られるだの(やったあ)、管理会社がどこで、管理人はゴミの日の午前のみいるだの、その他、建築物に関する法律的なものからマンションの規約まで、不動産屋のお兄さんのながいながい説明を聞く。

 

お約束ごとの内容が多いかと思いきや、普通に知っておかないとダメなことが多く、内容はつまらなくはない。が、14時に開始して、気づけば2時間半が経過…。 

机のカゴにあるアメに手を伸ばす私。普段はあまりアメを食べないのですが。。不動産屋のカウンターって、何でいつもアメがあるんだろう。と思ってたけど、こういうことか。。と身をもって実感しました。アメでも投入でもしないととてももたない。

 

話は終わりに近づき、ハンコを押しまくる時間がやってきました。さて、とハンコを出そうとする私に、ふと、「あ、ちょっと聞くのを失念してたのですが。これらの疾患にかかったことあります?」と、健康診断の問診票のようなものを広げるお兄さん。

「あ、そう言えば。去年1個かかったことあります」

ピタ。と動きが止まるお兄さん。

「そうか…そうでしたか、すみませんはじめに伺えば良かったです。」

「あん子さん、それでしたら通常の住宅ローンはおそらく厳しいので、金利が少し高い目のローンを組むことになるとなると思います。」

 

…え、そうなの?私そうなの!?

 

確かに昨年度、病気にかかったのですが、ごくごく軽いもので、これで死ぬことはまずない。一応、予後観察で薬は飲んでるけど、微量すぎて先生も笑うくらい。全く元と同じ生活をしてるし、何も困ったことはなかった私は、まさかの自分がローン弱者であるという自覚は全くゼロでした。

何なら、世間の男性程度には稼いでるし、貯蓄もそれなりにあるし、カード支払いの遅延やリボ払いすらないし、自分は超優良物件だと信じて疑わなかったのです。

まさか、この私が、ローン審査で落ちるとは…!!

 

病気の軽さ重さに関わらず、一回なったら一髪アウト。まず通らないと思った方が良いらしい。

よく、CMでみる「私でも入れる保険がありました…!」とかいってるやつ、そっち組なんだ・・・!!私・・・・!

 

いやショックでした。

 

しかも金利の差額がひどい。ナント2倍以上。いくら低金利時代とは言え、一体全体どうなってんの。

10年間は住宅ローン控除が使えるので、マックスまで控除を使おうと最長35年ローンを使おうとしてたのを急遽変更。

頭金の金額を上げて、20年以内ローンに切り替えてようやく金利が1.4倍。totalの支払金額がようやくトントンになった。

 

が、途中で私が死んでもローンはなくならない(普通の人は、家主が亡くなった場合にローンの支払いを肩代わりしてもらえる保険がセットになっている)。

 

ぐぬぬ。。。

20代でマンションを買う人もいるけれど、この年齢まで賃貸で暮らしてきたことを悔いているわけではない。が、ローンを組むなら若いほうが有利。ということを思い知りました。

でもまー、病気する前に今くらい気に入る物件があったかというとなかったから仕方なかったのかなー。

 

そっち組ならそっち組で意地を見せるしかない。

住宅ローン控除の10年間が終わったら、マッハの速さで一括繰越し返済しだ。

 

負けないぞ!!(何に?